高卒で裁判所事務官になる!基礎能力試験の勉強法

裁判所事務官3類 教養試験の勉強法

高校生

裁判所の事務職ってかっこいいな!筆記試験の情報を教えてください

と、いった疑問を解決していく。

本記事は裁判所事務官3類(高卒)の基礎能力試験(教養試験)を攻略する内容を書いている。

  • 裁判所職員を目指している
  • 教養試験の傾向が知りたい
  • 勉強法が知りたい

と、いった人におすすめの内容だ。

裁判所事務官の難易度公務員試験の中ではトップレベルである。

そのため合格するには早めに準備をしておかなければならない。

まずは本記事を参考に、教養試験の攻略を極めていこう。

高卒で裁判所事務官を目指す人への内容高卒で目指せる裁判所事務官3類ってどんな試験?情報まとめ

裁判所事務官3類(高卒) 基礎能力試験とは

裁判所事務官になるには筆記試験と面接試験の両方をクリアしなくてはいけない。

裁判所事務官の筆記試験は「基礎能力試験(教養試験)」とよばれており、多くの科目で構成されている。

基礎能力試験は「一般知識」と「一般知能」の2分野に大別されているので覚えておこう。

裁判所事務官3類(高卒) 一般知識とは

一般知識とは高校までに勉強してきた科目のことである。

あなたも国語や数学、社会、理科、英語といった科目を勉強中、勉強してきたはずだ。

その科目が裁判所事務官の筆記試験でも出題される。

具体的には「社会科学」「人文科学」「自然科学」に分類されている。

一般知識
社会科学 人文科学 自然科学
政治 日本史 数学
経済 世界史 物理
社会 地理 化学
国語 生物
英語 地学

後述するが、とにかく出題される科目数が多い。

そのためすべての科目を勉強するのではなく、優先すべき科目、部分的に勉強する科目など作戦を立てる必要があるので覚えておこう。

裁判所事務官3類(高卒) 一般知能とは

一般知能とは公務員試験特有の科目で、数学的要素をもつ科目である。

結論からいえば、この一般知能を攻略することが基礎能力試験で点数を上げるために必要な条件だと思っておこう。

なぜなら、これも後述するが科目ごとの出題数が多いからである。

しかし、裁判所事務官を受験する人の多くは文系出身者、つまり数学が苦手な人が多いということだ。

だからこそ、この一般知能が苦手で点数をとれずに不合格となる人が多いのである。

一般知能は、

  • 数的推理
  • 判断推理
  • 空間把握
  • 資料解釈
  • 文章理解

で構成されている。

問題の多くは時間をかければある程度解くことは可能であろう。

しかし、公務員試験は試験時間が短く、1問当たり2~3分で正答を出さないと時間切れになる恐れがある。

だからこそ、早く解くための方法やテクニックを身につけておくのだ。

これから詳しい傾向を書いていくので参考にしよう。

裁判所事務官3類(高卒) 基礎能力試験の傾向

問題数 45問
試験時間 100分
形式 マークシート
配点 9/20

裁判所事務官の教養試験は試験時間100分で45問に解答しなくてはいけない。

1問あたり2分ちょっとなので、かなり速答が求められるわけだ。

ちなみに出題数45問の内訳は、

  • 一般知能 24問
  • 一般知識 21問

となっている。

配点は全体の約50%を占めており、全試験のなかで基礎能力試験(教養試験)の配点が1番高い。

そのため高得点を取れるように準備しておこう。

裁判所事務官3類(高卒) 基礎能力試験の出題内訳

効率よく勉強するには科目ごとの出題数を理解することが大切である。

理由は、科目によって出題数にバラツキがあるからだ。

裁判所事務官で出題される科目とその数は以下の通り。

一般知能の科目別出題数は、

科目 出題数
数的処理(数的推理) 4問
課題処理(判断・空間) 9問
資料解釈 2問
文章理解(現古文) 6問
文章理解(英文) 3問
政治 2問
経済 1問
社会・時事 4問
思想 1問
日本史 2問
世界史 2問
地理 2問
国語 1問
数学 2問
物理 1問
化学 1問
生物 1問
地学 1問

裁判所事務官3類(高卒) 基礎能力試験の勉強法

基礎能力試験の勉強法は過去問を使って勉強しよう。

理由は2つ。

  1. 出題範囲が広い
  2. パターンがある

出題範囲が広い

先ほど書いたが公務員試験の出題科目数はとても多い。

そのためすべての科目を勉強する時間はないと思う。

そして日本史や世界史をイメージすればわかると思うが範囲が広い。

日本史は縄文~現在、世界史は古代~各国史まで膨大だ。

しかも、大学受験の参考書に載っていない問題が平気で出てくることがある。

正直、そこまで勉強して1~2点しか取れないのでコスパ最悪。

そこで過去問を使えば出題されやすい分野を優先して勉強することができるわけだ。

パターンがある

実は過去問を解いてみるとわかるが、同じような問題・分野が繰り返し出題されていることに気づくはずだ。

それもそのはずで、公務員試験は問題を少し改変して出題されることが多いのだ。

だからこそ、出題される分野に偏りがあったり、同じ解法を使って正答することができる問題があったりするわけ。

範囲が膨大で科目数が多い、しかし、出題される分野にはパターンがある

ちなみに過去問といっても裁判所事務官の過去問だけ解けばいいわけではないので注意しよう。

公務員試験は基本的にどの試験を受けても内容に差はない。

だからこそ国家一般職や警察官などの過去問も積極的に勉強するようにしたい。

裁判所事務官3類(高卒) 基礎能力試験の過去問

最後に、実際に出題された問題例を書いておくので参考にしてほしい。

数的推理

濃度16%の食塩水が200gある。この食塩水からある量の食塩水をくみ出し、同量の水を加えた後、よくかき混ぜた。しばらくしてから、再び最初にくみ出した食塩水と同量の食塩水をくみ出し、同量の水を加えた後、よくかき混ぜると、濃度9%の食塩水が200gできた。

 

このとき、最初にくみ出した食塩水の量はいくらか。

 

1.14g
2.43,75g
3.50g
4.70g
5.87,5g

判断推理

A~Dの4人の出身地は仙台、横浜、大阪、福岡のいずれかであり、職業は陶芸家、教師、小説家、政治家のいずれかである。

 

次のア~エのことが分かっているとき、確実にいえるものはどれか。

 

ア Aと仙台出身の政治家は夫婦であるが、教師は独身である。

イ 陶芸家とA不才の人は休日にテニスをするが、Bはスポーツをしない。

ウ Cは大阪出身であり、小説家は横浜出身ではない。

エ 同じ出身地又は同じ職業の者はいない。

 

1.Aの出身地は横浜である。

2.Bの職業は小説家である。

3.Dの職業は陶芸家である。

4.陶芸家の出身地は横浜である。

5.小説家の出身地は福岡である。

政治

わが国の安全保障に関する次の出来事が起こった時期として最も適当なものはどれか。ただし、A〜Dの記述は年代順に並んでいるものとする。

 

・アメリカで同時多発テロが起こり、アメリカを中心とする有志連合が、アフガニスタン攻撃を行った。

・日本では、テロ対策特別措置法が制定され、自衛隊が派遣された。

 

A安保闘争と言われる反対運動の中、旧日米安全保障条約を全面的に改定した日米安全保障条約が調印された。

 

B沖縄返還協定が調印された翌年に沖縄は本土復帰を果たしたが、アメリカ軍による用地の使用は継続された。

 

CPKO協力法に基づき、カンボジアの停戦監視や復興支援のために、自衛隊が派遣された。

 

D海賊対処法に基づき、全ての国の船舶を海賊行為から防護するために、ソマリア沖のアデン湾に自衛隊が派遣された。

 

1  Aより前
2  AとBの間
3  BとCの間
4  CとDの間
5  Dより後

裁判所事務官3類(高卒) 合格点

全国的な平均点は20/45点

試験が難しいので多くは50%の正答も出せていないのである。

しかし、倍率をみれば低くても5倍、高い地区では20倍。

最低でも70%以上の得点はほしいところである。

目標は80%以上、本番で70%の得点が取れるように対策をはじめていこう。

裁判所事務官3類(高卒) 基礎能力試験のまとめ

  • 試験は一般知識と一般知能で構成
  • 最強の勉強法は過去問
  • 合格ラインは70%以上

公務員試験のなかでもトップレベルにあり、倍率も高い試験だが合格は不可能ではない。

しかし、しっかりと計画を立てて、勉強できる人に限られる。

まずは勉強できる環境を整えてはやめに準備をはじめよう。