東京消防庁採用試験3類 倍率15倍を超える試験に合格するために

高卒で東京消防庁合格を目指す

高校生

高校を卒業したら東京消防庁で消防士になりたい!試験ってどんなの?

と、いった質問に回答していく。

消防官を目指す人の憧れが東京消防庁である。

特に特別な技術・能力と重機や人命探査装置など高度救助資機材を装備し高度な救出救助能力を持った部隊「消防救助機動部隊(通称:ハイパーレスキュー)」になりたくて消防庁を目指す人は多い。

そんな消防庁で働くための試験について書いていくの参考にしてほしい。

東京消防庁の消防官は高卒でもなれます。

東京消防庁採用試験は高卒でも受験することができる

試験はⅠ類、Ⅱ類、Ⅲ類の3区分に分かれており、Ⅲ類が高卒区分になるので覚えておこう。

採用試験は年に1回実施されていて、筆記試験や面接試験、体力試験などを通して総合的に評価される。

大学受験や資格試験のように基準点以上を取れたら合格ではなく、最終的には面接試験で合否が決まると思っておこう。

また就職試験なので多くの人が合格できるわけではなく、限られた人数しか消防官になることはできない

多くの消防官志望者たちは1年から6か月ほど前から合格に向けて準備をはじめている。

合格するためにも、まずは試験日程や内容を把握しておこう。

MEMO
Ⅰ類(大学卒)とⅡ類(短大卒)の意味。

東京消防庁採用試験3類(高卒) 日程

【2020年度】高卒で公務員を目指す!試験日程一覧」でも書いているが、高校生(高卒)を対象とした公務員試験は9月頃に集中して行われている。

東京消防庁も例外ではないので覚えておこう。

2019年(平成31年度)の選考スケジュールは次のとおり。

受付期間 7月1日(月)~25日(木)
1次試験 9月7日(土)
1次試験
合格発表
10月3日(木)
2次試験 11月12日~15日の間で指定された日
最終合格 12月12日(木)

東京以外でも受験できる?

東京消防庁は全国から優秀な人材を確保するために東京都以外でも受験できるようにしている。

東京都以外で試験会場が設置される自治体は以下のとおり。

1次試験 札幌市
秋田県
盛岡市
郡山市
大阪府
福岡県
長崎県
鹿児島県
2次試験 盛岡市
大阪府
福岡県

東京消防庁採用試験3類(高卒) 内容

東京消防庁は毎年、何千人という受験者が押し寄せる。

一人ひとりをじっくり選考していたら、いくらたっても時間が足りない。

そこで筆記試験である程度の人数を絞り、ある程度の学力をもった受験者を対象に面接を行って合否を決める段階式の選考方法を採用している。

具体的な試験内容は以下のとおり。

1次試験 教養試験
作文試験
適性試験
2次試験 面接試験
身体検査
体力検査

東京消防庁採用試験3類(高卒) 教養試験

教養試験は「一般知能」と「一般知識」の2分野から出題される。

出題科目や出題数に多少の違いはあるが、他の公務員試験と同じ範囲、レベルの試験である。

出題科目を知らない人は「高卒で公務員試験を受ける人必見!出題科目は15科目以上!?」を確認しておこう。

試験は45問出題され、2時間で解答する。

東京消防庁採用試験3類(高卒) 作文試験

作文試験は課題の意味を読み取って自分の考えを書く試験である。

筆記試験と違い、今までの経験を自分の言葉で書き上げる試験なので受験者同士で差がでやすい。

試験は90分で1000字程度の文章を作成する必要があるので覚えておこう。

まずは下記のテーマ(平成30年度の過去問)について書いてみよう。書けたら先生に見せて添削(評価)をしてもらうように。

作文試験のコツは「たくさん書いて、たくさんダメだしされる」を繰り返すことだ。

東京消防庁採用試験3類(高卒) 作文試験の過去問

社会人として自分の能力を向上させる上で、これからあなたはどのような努力をしていくか具体的に述べなさい。

東京消防庁採用試験3類(高卒) 面接試験

1次試験の教養試験で合格すると第2ステージ(2次試験)に進むことができる。

この2次試験で合格できれば4月から消防官としてデビューできるわけだ。

2次試験では個人面接が実施される。

面接では自己PRや志望動機を中心に質問されるので、面接官を納得させることができる内容を考えておく必要がある。

自己PRや志望動機も筆記試験と同じように、長い月日をかけてしっかりと考えることが重要。

東京消防庁採用試験3類(高卒) 体力検査

消防官の仕事をイメージするとわかりやすいが、体力がないと無理な仕事である。

そのため採用試験では、最低限の体力をもっているかどうかを確かめるために体力検査を実施している。

しかし、高レベルは求められず高校でやっている体力テストのようなものだと思っておこう。

体力検査の内容は以下のとおり。

  • 握力
  • 上体起こし
  • 腕立て伏せ
  • 長座体前屈
  • 反復横跳び
  • 立ち幅跳び
  • 1,000m走
  • 開眼片足立ち

東京消防庁採用試験3類(高卒) 倍率

2018年(平成30年度)の最終結果は17.7倍となった。

見てのとおり、とても難関試験である。

理由は試験日程が独立しており、全国の消防官志望者が受験できるからであろう。

合格するためには相当の努力と準備が必要なので覚悟しておこう。

過去3年間の倍率は以下のとおり。

倍率の推移

受験者 合格者 倍率
2018年 6,500人 368人 17.7倍
2017年 6,913人 347人 19.9倍
2016年 6,829人 370人 18.5倍

東京消防庁採用試験3類(高卒) 年齢制限

2019年(平成31年度)の年齢制限は「1998年4月2日~2002年4月1日までに生まれた人」を対象としている。

25歳の高卒

今年で26歳になる高卒だけど、消防庁の消防官にはなれないのか・・・

確かに3類試験を受験することはできないが、諦めるのはまだ早い。

冒頭でも書いたが東京消防庁採用試験はⅠ類、Ⅱ類、Ⅲ類の3区分で選考をおこなっている。このうちⅠ類は大卒でないと受験できないが、Ⅱ類(短大卒レベル)であれば学歴要件がなく、年齢制限のみである

ちなみにⅡ類の年齢制限は「1990年4月2日~2000年4月1日までに生まれた人」なので、もしⅢ類の年齢要件を満たしていなくてもⅡ類で受験できる可能性もあるので覚えておこう。

東京消防庁採用試験3類(高卒) 採用人数

2019年(平成31年度)は昨年より100人程度減って130人の採用を予定している。

人数は減っているが毎年、予定人数の1.5倍程度の合格者を出しているので200前後くらいまでは伸びると予想できる。

さらに倍率は高くなりそうだが、諦めずに準備をしていこう。

東京消防庁採用試験3類(高卒)のまとめ

  • 試験は9月。
  • 東京都以外でも受験できる
  • 倍率は15倍を超える、超難関試験。

倍率だけを見れば、公務員試験の中でも超難関であることは間違いない。

しかし、試験の1年前くらいから少しずつ勉強をはじめるだけでも十分合格することは可能である。

1つずつ準備を始めていこう。